2010年頃、
YouTuberはまだ一部の先行者だけの存在でした。
しかし2015年、
YouTubeを取り巻く状況は大きく変わります。
この年を境に、YouTuberは
「よく分からない活動」から「憧れの職業」へ
明確に立場を変えました。
それは日本でも、そして世界でも同じ流れでした。
■ 2015年、YouTubeが“メインストリーム”に入った
2015年頃には、
スマートフォンの完全普及
高速通信(4G)の一般化
動画視聴の習慣化
が一気に進みます。
YouTubeは
「パソコンで見るもの」ではなく、
日常的にスマホで開くアプリになりました。
この変化が、
YouTuberを一部の存在から
社会的に可視化された職業へ押し上げます。
■ 日本でYouTuberが一気に知られた年
日本では2015年前後、
テレビ・CM・ニュースで
YouTuberが頻繁に取り上げられるようになります。
象徴的だったのが、以下の存在です。
HIKAKIN(ヒカキン)
子どもから大人まで認知され、
「YouTuber=怪しくない」を決定づけた存在。
はじめしゃちょー
大規模企画と親しみやすさで
若年層から圧倒的支持を獲得。
フィッシャーズ
仲間内の遊びをコンテンツ化し、
“友達感覚”のYouTube文化を広げました。
東海オンエア
地方発YouTuberとして成功し、
「どこからでもスターになれる」ことを証明。
この頃から、
YouTuber=子どもの将来の夢
という認識が社会に広がります。
■ 世界で確立されたYouTuberスター像
海外ではすでに、
YouTuberが完全に“スター”として扱われていました。
PewDiePie
世界一の登録者数を誇り、
個人がメディアを超える象徴的存在に。
Markiplier
ゲーム実況×キャラクター性で
熱狂的ファンを獲得。
Zoella
ライフスタイル系YouTuberとして
若い女性の支持を集め、商品展開にも成功。
YouTuberはもはや
「ネットの人」ではなく、
影響力を持つ公的存在になっていました。
■ YouTuber事務所と「産業化」の始まり
2015年の大きな特徴は、
YouTubeが 完全に産業として成立 した点です。
事務所(MCN)の拡大
企業案件の一般化
編集・撮影の分業化
YouTuberは
「個人の挑戦」から
チームで作るビジネスへと進化しました。
この構造により、
専業YouTuber
年収数千万〜億単位
長期的な活動計画
が現実のものになります。
■ テレビとの立場逆転が始まった年
2015年頃から、
若者のテレビ離れ
YouTubeの視聴時間増加
が顕著になります。
特に10代〜20代にとって、
テレビ:親の見るもの
YouTube:自分たちの世界
という認識が定着。
YouTuberは
同時代を生きる身近なロールモデル
として受け入れられていきました。
■ 2015年が持つ決定的な意味
2015年は一言で言えば、
「YouTuberが“夢”として社会に認められた年」
です。
親に反対される職業 → 理解され始める
趣味 → 仕事
個人活動 → 産業
この転換が、
現在の巨大なYouTube経済圏を生みました。
■ 同時に始まった“競争の激化”
一方でこの年から、
参入者の急増
再生数競争
アルゴリズムへの適応
といった
厳しい現実も始まります。
YouTubeは
「夢がある場所」であると同時に、
生き残りが問われる世界になっていきました。
■ 次の時代へ
次に訪れるのは、
YouTuberが「個人メディア」から
アルゴリズムに最適化された存在へ変わる時代。
Shorts
TikTokの台頭
再生数至上主義
それが一気に進むのが
2020年前後 です。
続編
👉 「2020年|YouTubeが“アルゴリズムの時代”に入った年」
を読むことで、
今のYouTubeがなぜこうなったのかが見えてきます。
0コメント