2018年(平成30年)は、それまで積み重なってきた社会の変化が、
はっきりと「かたち」となって表れた一年でした。
政治、災害、価値観、そして日常の在り方まで、
人々はこれまで以上に「今まで通りではいかない」ことを実感します。
このページでは、2018年に起きた主な出来事を分野別に整理し、
当時の空気感や時代の流れが分かるようにまとめています。
転換期の只中にあった2018年を、振り返ってみましょう。
■ 国内の主な出来事(政治・社会)
2018年の日本では、政治と社会の信頼が強く問われました。
安倍晋三政権のもとで、森友・加計問題に加え、
財務省の公文書改ざん問題が発覚。
行政の信頼性や説明責任をめぐり、大きな批判が集まります。
また、スポーツ界では、日本大学アメリカンフットボール部の反則問題が社会的な注目を浴び、
組織の体質や指導の在り方について広く議論されました。
10月には、築地市場から豊洲市場への移転が実施され、
長年続いた議論に一つの区切りがつけられます。
■ 災害が相次いだ一年
2018年は、自然災害の多さが強く印象に残る年でもありました。
6月には大阪府北部地震が発生。
7月には西日本豪雨により、広範囲で甚大な被害が出ます。
さらに、9月には北海道胆振東部地震が発生し、
大規模停電(ブラックアウト)が起きました。
これらの災害を通じて、防災意識やインフラの重要性、
「想定外」への備えが改めて強く意識されるようになります。
■ 経済・暮らしの動き
経済面では、緩やかな回復基調が続く一方で、
人手不足が深刻な問題として浮き彫りになりました。
働き手の確保や労働環境の改善が課題となり、
外国人労働者の受け入れ拡大をめぐる議論も進みます。
また、翌年の消費税増税を控え、
家計や企業は将来への備えを意識し始めていました。
■ 世界の主な出来事
2018年の世界も、緊張と変化が続きました。
アメリカのトランプ政権は、
通商政策や外交で強硬な姿勢を示し、
国際社会との摩擦が目立ちます。
一方で、米朝首脳会談が実現し、
朝鮮半島情勢に変化の兆しが見られました。
また、世界的にフェイクニュースや
SNSによる世論操作への警戒感が高まり、
情報の信頼性が大きなテーマとなります。
■ 技術・インターネットと価値観の変化
2018年は、デジタル社会の課題がより明確になった年でした。
SNSは生活に完全に溶け込み、
情報の拡散力はこれまで以上に強まります。
一方で、誹謗中傷や炎上、個人情報の扱いなど、
「使い方」が問われる場面も増えていきました。
また、キャッシュレス化やAIといった言葉が
日常的に使われるようになり、
社会は次の技術段階へ進み始めていました。
■ エンタメ・スポーツの話題
エンタメ分野では、映画『万引き家族』が
カンヌ国際映画祭で最高賞を受賞し、
日本映画の評価が世界的に高まります。
音楽や動画では、
配信・サブスク文化が完全に定着し、
「所有しない楽しみ方」が一般的になりました。
スポーツでは、平昌オリンピックや
サッカーW杯ロシア大会が開催され、
日本代表の健闘が多くの人の記憶に残っています。
■ 2018年が示したもの
2018年は、「積み重ねてきた問題が一気に表面化した年」でした。
政治、災害、組織、情報、働き方
どの分野でも、これまで見過ごされがちだった課題が
はっきりと浮かび上がります。
同時に、人々は変化を受け入れ、
次の時代に適応しようと動き始めていました。
過去の出来事を振り返ることで、
現在の社会がどこから来たのかが見えてきます。
ぜひ他の年代の記事もあわせて読みながら、
時代のつながりを感じてみてください。
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