2017年(平成29年)は、前年までに顕在化した分断や不安を抱えたまま、
それでも人々の日常が続いていった一年でした。
政治や国際情勢の緊張が続く一方で、技術や文化は着実に進み、
「変わり続ける世界の中でどう生きるか」が問われる年だったと言えるでしょう。
このページでは、2017年に起きた主な出来事を分野別に整理し、
当時の空気感や時代の流れが伝わるようにまとめています。
■ 国内の主な出来事(政治・社会)
2017年の日本では、政治をめぐる出来事が相次ぎました。
安倍晋三政権のもと、森友学園・加計学園問題が大きな注目を集め、
政治の透明性や説明責任をめぐる議論が続きます。
7月には東京都議会議員選挙が行われ、
都民ファーストの会が大勝。
国政にも影響を与える結果となり、政権への逆風が意識されました。
10月には衆議院議員総選挙が行われ、
安倍政権は引き続き与党としての地位を維持。
一方で、野党再編など政治の流動化も進みました。
■ 経済・暮らしの動き
経済面では、緩やかな回復基調が続き、
雇用環境は比較的安定していました。
有効求人倍率は高水準を維持し、
「人手不足」という言葉が日常的に使われるようになります。
一方で、賃金の伸び悩みや将来不安は解消されず、
生活の実感としての豊かさには差がありました。
この頃から、キャッシュレス化や
働き方の柔軟性といったテーマも徐々に注目され始めます。
■ 世界の主な出来事
2017年の世界は、緊張感の高い状況が続きました。
アメリカでは、トランプ政権が本格始動し、
「アメリカ・ファースト」を掲げた政策が国際社会に影響を与えます。
北朝鮮によるミサイル発射が相次ぎ、
東アジアの安全保障をめぐる緊張が高まりました。
一方で、国際協調の重要性を再確認する動きもあり、
世界は不安と調整を繰り返していました。
■ 技術・インターネットと日常
2017年は、デジタル技術がさらに生活に溶け込んだ年でした。
スマートフォンを通じた情報取得が完全に定着し、
SNSは日常の延長として機能します。
動画配信サービスやサブスクリプション型サービスが拡大し、
娯楽や情報の「選び方」が多様化しました。
同時に、ネット上の分断や誹謗中傷といった問題も意識され、
デジタル社会の課題がより身近なものとなります。
■ エンタメ・スポーツの話題
エンタメ分野では、
映画『シン・ゴジラ』の評価が続く中、
日本映画やアニメの存在感がさらに高まりました。
音楽では、ストリーミングサービスが主流となり、
ヒットの形が大きく変化します。
スポーツでは、
フィギュアスケートや野球などで日本選手が活躍し、
日常に明るい話題をもたらしました。
■ 2017年が示したもの
2017年は、「不安定さを抱えながらも日常が続いた年」でした。
大きな緊張や問題があっても、
人々はそれぞれの生活を続け、社会は前に進んでいきます。
政治、経済、技術、文化——
すべてが絡み合いながら、次の時代への準備が進んでいました。
過去を振り返ることで、
現在の社会や価値観がどのように形作られてきたのかが見えてきます。
ぜひ他の年代の記事もあわせて読みながら、
時代の流れを感じてみてください。
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